最近の記事

        

カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

北海道視察

1月26日(木)〜27日(金)まで、札幌、岩見沢と視察してきました。

今回は、公明党府議団の教育・健康福祉部会のメンバー6名の視察団。

当日は素晴らしい天気に恵まれ、最高気温−5℃もなんのその。まずは、伊丹から千歳へ。そして札幌へと順調に移動。





午後から、独立行政法人 国立病院機構 北海道がんセンターへ。

私も議員になって100か所以上の施設を視察してきましたが、こんな視察は初めて。

いきなり院長や、副院長、看護婦長といった病院の多忙な責任者の皆さんのお出迎えを受け、恐縮に思っていると、院長より、「今日は何を見に来られました」と超剛速球ストレートボールが・・・。

普通は、事務方から、施設の概要や、センターとして力を入れている事業、今後の課題等をご説明いただいてこちらとの意見交換・・・っといったシナリオ通りに進むはずが、度肝を抜かれてしまいました。

院長は、放射線治療がご専門で、広く患者や市民の方への放射線治療への理解や普及啓発に取り組んでおられるため、最近も大阪の患者団体からの様々な情報が寄せられており、現在の日本のがん対策における課題をするどく見通しておられました。

特に、医療機関や行政に意見を発信される患者団体の課題は多く、国からの事業や予算が、一部の声の大きな患者団体に流れているといった実態も詳しくご存じで、憂いておられました。

視察は、院長との一問一答試問のようになり、今まで公明党が大阪でがん対策基本条例を推進し制定してきた取り組みや、現在の府立病院が抱える経営的課題をわれわれ議員がどの程度理解し、取り組んできたかが問われる形となりました。

少しは及第点をいただいたのか、最後は、鳩山当時の総理が当センターへ来られた時の院長との懇談で、この人は何にも解っていない、との思いを確信したとの批判をお聞きし、まじめにやってきたよかった、と今更ながら思わされました。

次に訪れたのは、北海道難病センター。



この施設は、全国唯一ともいえる難病連の患者さんたちのために北海道が建設した施設。

三階建てで、一階が事務室や相談室。二階が難病の患者さんや家族の方々が、宿泊するための施設。三階が様々なイベントや講習会等を開催するための会議室や、難病連を支える団体の方々の事務局スペース。いろんなイベントを支えるボランティアの方々のための部屋も用意されている。

本来難病の申請や交付は都道府県の役割で、保健所が窓口となります。しかし、こうした難病と闘病している患者さんたちの不安を取り除くことや、様々にある経済的な支援のメニューを、行政が適切に患者さんや家族に丁寧に説明できていないことのほうが多い。

こうした行政との仲介役や、そもそも病気のことをもっと知っていくことが患者や家族の大きな支えとなる。

現在国では、いわゆる難病である「難治性疾患」に指定し、調査研究の対象としている疾患は130あるが、医療費の公費負担をしているのは、このうち45疾患にとどまっている。

病気の原因がわからないため、治療方法も確立しておらず、有効な治療ができていない難病にかかってしまった患者や家族の方々の生きる支えとなっている難病連の方々を、少しでもサポートしていくべき現実的な課題を再認識し、大阪での取り組みも前進していかねばならないと感じた視察となった。


この記事のトラックバックURL
トラックバック